「前のドアを開ける為には、後ろのドアを閉じなくてはならない」

令和5年 5月
今年も悠々と泳ぐこいのぼりの季節がやって来ました。先日TVで観光地の川に300匹あまりの鯉が風に吹かれて泳ぐ姿の映像が流れ、日本人の豊かな心をしみじみ感じました。日本は世界の人々から平和で住みやすい国と言われてきましたが10数年前の当時は、まだまだ多くの人が一般的感覚として「豊かさ」に憧れていたし「豊かさ」を手に入れたいと考えるものでした。しかし時代の流れが変わってきたように思えます。「豊かさ」に変わる現代の価値観「感じ良い暮らし」と「豊かさ」という言葉は、どこか物質的で問題が解消するとか、くらしが便利になるといった価値が強いように思えます。そういう利便性や物質性のような数値化するものからは離れて、本来の豊かさである「心が喜ぶもの、心が安らぐもの」を求め、精神的な成長につながる価値観を提供することです。人は人生において前に進む為には目の前にいくつものドアがあり、そのドアからひとつを選んで人生を形づくっているのです。そこで大事なことは「前のドアを開ける為には、後ろのドアを閉じなくてはならない」のです。 誰かに何か頼られたり、新しいチャンスを得るとき、これまでの実績や信用が後ろ盾になっている場合が多いでしょう。けれどこれをあえて武器にしない事が重要なのです。過去の知識や実績を手放すのは辛いことですが、この執着、依存を手放すことで常に新鮮な自分でいる為にとても大切な事です。過去を捨てたからと言ってこれまでの経験や信用が無くなったりはしません。それは周りが認めるもので、あなたがしがみつくべきものではないのです。ドアの閉め方も大事です。バタンと音を立てて閉めるのではなく、笑顔でやさしく閉じましょう。その先には新しいチャレンジが待っているのですから。
38年前からATSは「心が喜ぶもの、心が安らぐもの」を提供する活動を行ってきました。伝え方も一人一人丁寧に信頼のもとに伝え続けています。ATSの時代がやってきました。今年はダイナミックに行動を起こすときです。皆様の笑顔にお会いしに伺います。楽しく笑顔で語り合いましょう。
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