極寒と言われた一月二十四日から四日間、台湾に行ってまいりました。いつもは冬でも暖房は要らないといわれる国ですが、当日は四十四年ぶりに雪が振り、空港に降り立ったら身震いするほどの気温で新たな経験をしました。出迎えにこられた会社幹部の方々の、ダウンコートやミンクの毛皮のコートと言ういでたちに、つい笑ってしまいました。なんと気温は四度との事に驚きました。
しかし極寒の冬も静かに去り穏やかな暖かい春のおとずれです。これから四月にかけて、若者達は、進学や就職と新しい人生への出発準備で忙しいことでしょう。しかし不思議とこのいそがしさは疲れないものです。日ごろ何かと忙しいと、ついつい「あ〜疲れた」と口をついて出やすいのですが、この忙しさには、疲れがついてきません。考えて見ますと、その先には「希望」あるいは「目標」があるのです。人生に必要なものは人生の目的地です。私達は皆人生の旅人です。行先のない旅人は風来坊「フーテンのトラ人生」と行っても過言ではないでしょう。何も雲をつかむような目標を持てと言うのではなく、少しだけ背伸びをすれば届きそうなものでもいいのです。 |
目標は大きかろうと小さかろうとあなたの目標であり、他人がなんと思うかなど関係ありません。自分が成し遂げたいと思うことが一番大切です。私も初めは大きな目標にチャレンジしましたが、出来たこと出来なかった事がありました。出来なかった事がいくつか続くとつい諦めの心が大きくなります。そんな時は少し小さい目標に変えることです。良い意味で自分に言い訳するのです。「大きな目的達成の為にステップを作ってあがろう」諦めるのではなくて、上がり方や上る方法を工夫してみることです。必ず道はあります。これはATS人生でつかんだ核心です。「人に出来たことは自分にも出来る」時間と知恵と人が己に無い力を与えてくれます。私は今年六十六歳ですが、今の自分に見合った夢を持っています。夢はどんなに大きかろうが小さかろうが、見るのも持つのも無料です。実現したらと考え、適った時の事を想像すると本当に楽しものです。今年は素晴らしいことが起こりそうでワクワクします。
春のおとずれです。身も心もダイナミックに羽ばたきましょう。 |