「自共助」社会へ

2015年 7月
今年もエキサイティングな季節の到来です。 先日、会社のイベントで山口県萩市に二泊三日の小旅行に行ってきました。久々に見る白砂と青い海の美しさに、心が洗われたような爽やかな気持ちになりました。一泊目は河原林会長と御一緒できて、世界の様々な情勢や、これからの動向についての情報をいただきました。資本主義国家である日本は、長い不況とひっ迫する財政赤字の中、医療保険や社会保障など、国が支えきれない状況にあり、「自分達で何とかしなさい」という「自助」社会を提唱し始めています。「公助」社会であったソ連の破綻から始まって、社会主義や共産主義経済はほとんど崩壊しつつあります。世界が資本主義となっていき、「自助」社会へ移行し、欧米においては日本よりすでに何十年も早く「自助」社会が始まっています。 日本は、高度成長期やバブル経済の時代、人々のニーズが皆と同じものを求めている時は、答えは一つでしたが、二十一世紀に入り様々に多様化した社会となり、お互いの協力が必要な時代に入りました。「自共助」即ちお互いが助けあうことで大きな力になるのです。その為には人間力が求められます。例えば教育でも教師より、テレビやインターネットになじんでいる子供たちのほうが、多くの知識を持っているかもしれない。ただ知識の切り売りをしているだけの教育では先生の質や権威が保てなくなったということです。幕末の松下村塾の主催者、吉田松陰先生の「人の心」を、「子供の心」を揺さぶる教育をしないと生徒たちからバカにされるだけの時代になっているのです。ありとあらゆる世界で権威の失墜現象がおこっています。そんな今だからこそ人間力を求められる時代になったのです。強い絆の人間関係こそ、多様化する社会で生き残るために不可欠です。私が三十七年前にATSを学んだときに、担当インストラクターからお聞きしたことを昨日のように覚えています。そして河原林会長のスペシャルスクールで、人間力を持つ事の大切さを教えて頂きました。人間力はどんどん育てていくことが出来ます。大きな財産になります。この力をつけるために、八月一日〜二日サマースクールが開催されます。素晴らしい環境の中で新しい自分を発見して下さい。青く広い海と、心と身体に優しい伊王島リゾートホテルが皆様を待っています。
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