スポーツの祭典アジア大会においては、日本水泳陣が大活躍でした。泳ぎ終えた後の爽やかな笑顔、国を越えて賞賛しあう温かな姿、また日本人初の世界ランキング六位となったテニスの錦織選手のあの素晴らしい活躍、スポーツマンシップの素晴らしさに感動し心洗われる思いでした。彼らが口をそろえて言うのが、メンタルトレーニングのことです。心の強化がいかに大きな力になるか証明してくれました。こんな素晴らしい若者達がいる反面、目を背けたくなるような生き方しか出来ない若者達、これからの日本はどのような状況を迎えるのか、我々大人達一人ひとりが真剣に考え取り組む必要があります。戦後の教育は知識の暗記です。合格点を取ることに奔走して、自分で考えることが訓練されていません。社会に出たら自分で考え、解決していかなければ、社会からはじき出されてしまいます。その逃げ道が引きこもりです。しかし本来人間は引きこもってはいられない動物です。そのはけ口が社会批判や家庭内暴力そして犯罪となります。すべて心の弱さが招いた結果です。こんな現状を私達は批判することは出来ますが、批判のみでは何も変えることは出来ません。少子高齢化のこの時代、資源の乏しい小国の日本に生きてどうするか。それには自分自身が「生きる力」をしっかりと身につけていくことが絶対条件です。 | 世界中が経済発展を目指しているこの時代に、発展途上国は日本と同じ状況になりつつあります。これからの時代は物の豊かさではなく、心の豊かさが求められます。このことに気付いた国は、教育政策を自立型教育に転換しています。これらの国々では犯罪が確実に減っていると言われます。心の教育が叫ばれる中、日本での現状は自己啓発教育をうたっているところの九割近くが方法論です。結局これまでの学校教育と同じです。何より大切なのは精神です。自己啓発は心の強化(柔軟さ)すなわち折れない心の訓練です。社会がどう変化しようと、この精神を育てることで自分を守ることが出来るのです。真の自己啓発であるATSが今こそ必要不可欠の時代です。ATS教育が日本を救うと言っても過言ではありません。三十六年前ATSを学び、その感動を友に伝え感謝されたことがきっかけで、人のお役に立てること、喜びの声を頂くことなど、何物にも代えがたい喜びを知り、今日まで私はATSの仕事に従事して本当によかったと改めて思っています。今後も今まで以上に普及活動にも、アフターケアにも頑張ります。今年もあと二ヶ月、いい年だったといえるように頑張りましょう。 |