四月は風光る月、五月は風薫る季節と日本語の表現力の豊かさを感じます。
今年の春は消費税の改正や新年度のスタートと、慌ただしかった日々もどうにか落ち着きを取り戻し、皆さまも日々ご活躍のこととお喜び申し上げます。
五月といえば、沢山の新社会人が未来に胸膨らませスタートしたけれど、中には社会の現実とのギャップに戸惑いを覚える時期です。人生の一つの分岐点でも有ります。四十%の若者が離職していくと言われます。その多くが人間関係の悩みです。技術の未熟さや知識の乏しさでは無く、同僚や上司との人間関係が作れずに孤立化して、自信喪失し自分の世界に閉じこもり、ウツや引きこもりの世界に入っていくのです。リセットの出来るゲーム思考の若者が増え、人との関係を改善することを考えず、相手に変化を求める人が増えています。どんなに学校の成績が良くても社会に出れば「何を知っているか」ではなく「何が出来るか」が重要視されます。知識は持った人から借りればよいのですが、するのは自分なのです。行動を起こす勇気・やる気・情熱が何より大切なのです。残念なことに現代の親も教師も全体的に「勇気・やる気・情熱」が浅いように思います。特に現代人は考え方が短絡的で物事の解決策などに思慮深く判断が出来ない大人が特に増えたように思います。ネットゲームやスマホなど一方通行的な日常生活の中で、自然と思考能力が低下しているのです。 | 先日ニュースで東大生の読書数が昔の十分の一になっているといわれます。世界の大学上位二十位に入っていたのが大きく下方修正になっています。いかに読書力が大切かということです。読書はその人の思考に大きく影響します。ATSでは月に四冊の読書を推薦しています。心が明るく気力が高まるものなら特にいいのです。批判的な書物はこころが傷つきます。特に朝と寝る前は心が明るくなる本を読みましょう。人生を豊かにすることはあまり大げさなことではないのです。成功した先人の知恵を学び、出来るところから真似るのです。努力は嘘をつきません。成功は急ぐ必要もありますが、焦ってはなりません。出来ることからとにかく一つ一つ実行あるのみです。もし挫けても又始めるのです。世の成功者達は失敗した数も驚くほど多いのです。何故そんな彼らが成功したか、失敗しても又立ち上がって前進したからです。
さあ五月は成長の季節です。今年も伊王島で身も心も新時代のニューヒーローに変化しましょう。楽しい時が待っています。 |